幸弘さんと出演者めぐり

まず、幸弘さん、橋本、沼田里衣で神戸ドックの方とお会いしました。
神戸ドックの工場2階の事務所を更に上がって人気のない3階にあがり、
こじんまりした静かな応接室で、話を聞いていただきました。
部屋には古い縦長のロッカー、壁にはヘルメットが二つ下がっており、
西日が強く差し込む中、静かな部屋の中で、
黒縁めがねの総務の方は、難しいお願いに
精一杯の可能性を考えながら耳を傾けてくれ、
とても静かな口調でお話してくれました。


(記録:橋本麻希)



残りの参加メンバーは、15時に笠松商店街の南の端にある「淡路屋」というお店(駄菓子屋のような喫茶店のようなお店)に集合しました。

集合メンバー:西、藤井、山口、池本

伊藤さんの作って下さったおいしいクレープと温かいお茶をいただきながら神戸ドック訪問組の到着を待ちました。

淡路屋は、お店の表に長椅子が出ていて、中へ入ると8~10人ほど軽く腰掛けられる食事・休憩スペースがあります。趣のある店内で、メニューはカフェから軽食までそろっています。テーブルの下にはひそかにオセロやそろばんがあり、私たちはしばし楽しいひとときを過ごしました。

その間、噂通り学校帰りの子どもたちがお店に寄っていく姿が見られました。伊藤さんにはイベント当日、このようなお店に来る地域の子どもたちを集めていただくのにご協力いただく予定です。

15時半過ぎに神戸ドック訪問を終えた、幸弘さん、沼田里衣さん、橋本さんが到着し、幸弘さんは伊藤さんと初のご対面。

しばし歓談していると、なんとお世話になっている兵庫区役所の伊賀さん、松岡さん、もう一人女性の職員さんがお店に取材に来られました!ドラマのような偶然でした。

そうこうするうちに、次の待ち合わせの時間が迫ってきたので、車組(幸弘さん、里衣、西、藤井、山口)と自転車組(橋本、池本)に分かれてそれぞれ次の目的地、宮原さん宅へと向かいました。

(記録:池本早織)



16時からは、幸弘さん・橋本・西・池本・山口・沼田里・藤井のメンバーで、わらわらとホラ貝を吹く宮原さんの「セカンドハウス」にお邪魔しました。奥さんと娘さんも一緒に迎えていただき、とても和やかな雰囲気でした。21、22日は、別の場所でホラ貝を吹く予定があったそうなのですが、地域活性化のイベントに貢献できるのならと21日のみわざわざ空けてくださっていました。壁に貼られたホラ貝を吹く写真や衣装などを見せていただきながら、出演依頼のことなど色々話しこむうちに、なんと、奥さんもホラ貝を吹くことが判明!旦那さん、奥さんに「言っちゃったよ」とにやり。娘さんもホラ貝の楽譜を探してくれたりして、ほんわかしたご家族でした。(だけど、練習場所は奥さんは山、旦那さんは運河と別々のようです。)


その後、自転車を飛ばして兵庫運河に出て、実際にホラ貝の音を聞かせてもらいました。この音が本当に素晴らしい!!色々な曲目を紹介してくれましたが、目的により威勢の良いものから死者を悼む静かなものもあり、当日は一番最初と最後、そして移動中に吹いてくれることになりました。


ちょうど夕日が沈む時、ホラ貝の音が水面と運河の周りのビルにこだまして響き渡る様子は何とも言えず素晴らしかったです。地域の人々が口をそろえて「運河と言えばホラ貝や」というのが良く分かりました。


帰りもホラ貝の音で私たちを送ってくれました。明日は、朝から震災の犠牲者追悼の集いで吹くそうです。
(記録:沼田里衣)


17時半からは、吉田中のブラスバンドの顧問松田先生に会いに行きました。
参加は幸弘さん、里衣、池本、橋本、三宅。
教頭先生が職員室でにこやかに出迎えてくれました。
顧問の松田先生と音楽室にて打ち合わせ。
スウェアリンジェン作曲インヴィクタ序曲、など曲目も決定しました。
とても熱心な先生で、当日はギリギリまで学校で練習して来られるそうです!


(記録:三宅博子)



19時から日新製粉近くの「こうべ輪太鼓センター」を訪問。
太鼓集団「輪田鼓」の団長さん田中嘉治さんと打ち合わせをしました。
参加者:幸弘さん、舞踊家の関先生、里衣、苑子
太鼓とコンテンポラリーダンスのコラボレーション公演が決定しました。


団長さんも兵庫運河の地元の方。
兵庫運河祭などにも出演されたことがあるそうです。
今回公演予定場所、新川運河キャナルプロムナードの事もよくご存じでした。


太鼓の音を聞くと血が騒ぐという関先生。
ぜひ、一緒にやりましょうと話がまとまりました。

その後、中学校から自転車移動してきた橋本、池本、三宅も合流してみんなで練習見学。
太鼓のド迫力、団長さんのジャンプ、圧倒されました。


また2月に関先生と練習を訪れ、具体的な演目決定をする予定です。

(記録:沼田苑子