当日プログラム


当日のプログラム内容文ができ上がってきました。

◆アキビンオオケストラ
アキビンオオケストラは2000年頃から空き瓶を数名で吹くと楽しそうだ、という、わたしの簡単な思い付きから始まりました。結成が2004年ですから、それまで何をしていたかというと、どうも既にこのような事は誰かやっているに違いないと真似になるのはいやでして(実際沢山の方々が空き瓶を使った演奏をされているようですね。)、頭の中でそれは転がっておりました。2004年に普段はトランペットなどを吹いております自分に、とある方から「いつもと全く違う事をやって欲しい」との依頼を頂きました。少しして当時手伝いをしていたライブハウスのそのまたカフェのライブ後に出た空き瓶を捨てに、同じく手伝いの(本日も出演の)森山さんとゴミ捨て場まで降りてふと、お願いしまして、交互に「ホー…」「…ホー…」などと吹いて見ました。これは家で独り吹くより妙に楽しく森山さんからも、おもしろいのでは…との言葉、まずは簡単なのですが、「何かできる…」と頭の中から転げでた瞬間でありました。
 さてその最初のライブは森山さんとわたし他、計4名でそれぞれライブハウスの客席の四方に陣取って一人づつ時計回りに「ホー…」などと吹いて見たり、思い思いに選んだ大小の空き瓶を吹いたりしました。
 以降メンバーは少しづつ増え、ここからしばらく数年は吹奏したりこすってみたり、置いてみたり、空き瓶の繊細な音を広がりつつ、間を開けつつ、それを確かめる、というような展開が続いたのです。その内に諸メンバーは巧みに空き瓶で倍音を出して吹奏したり循環呼吸を使って切れ目なく長時間音を出してみたりなど各自特殊奏法を編み出すようにもなります。(わたしは未だに出来ません…)最初のライブからやっていた、四方を陣取って、少しづつメンバーが多くなると、丸く円陣を組んで、いわば音の伝言ゲームのような事、これはいろいろ工夫を加えて後に様々なパターンとなっていきました。
 そんなある日、渡辺”カント”作郎さんの個展にアキビンオオケストラを呼んで頂いた時に一緒に共演する中で、ふと、音が伝言のように回るのではなく、音は固定で、人が回ると面白いのでは、と思いつきまして、即座に皆で試してみました。これが面白いのです。面白いのですがしかし蟹のように歩いてもきれいに円は回りません。グダグダであります。
 その次の彦根でのライブで円がきれいに回る為のアイデアを、メンバーと出し合いました。(本日も出演の)鈴木さん他から画期的な提案が2, 3飛び出して、その提案の形を各々がとると、なんと見事キレイに円が回ったのであります。 と同時にいったい我々は何をやっているのだと爆笑となりました。そしてここに至って今から10年以上前わたしの頭の中で転がっていた音は転がった先で完全にわたしの予想外の展開となったのです。
 それからはライブの度にメンバーと「回る」という動きの様々なバリエーションの研究です。またそこから派生して「回る」以外の「動き」も生まれてきました。
 さて蛇足事ではありますが、こうして「音」より「動き」がメインのアキビンオオケストラとなったのですが、実はその繊細な音の広がりは前よりもより多層的に楽しめるのでもあります。ふと気がついて見ると。
 今春の神戸塩屋旧グッゲンハイム邸で行われたライブでは我々は塩屋駅構内から演奏を始めライブハウスまでの道のりを吹奏してまいりました。本日はいかなる内容となるか、現時点(10月3日)では皆目分からず決まっておらず…つまり、スタッフの中島さんから本日の内容を書いて欲しいと連絡を頂き、しかし分からないので過去の内容を書き連ねてた来た次第でありました。とは言え上記の「動き」の研究は続いており、そういった事のご披露となるかと…これはまだ頭の中での事。
 では長文お付き合い、ありがとうございました。是非アキビンオオケストラを見つけて楽しんで頂けたらと思います。
 2011年10月3日
アキビンオオケストラ主宰
/江崎將史



◆稲田誠+山路知恵子+音遊びの会メンバー
私は稲田山路セッションは順番に音遊びの会みんなとやりたいとおもっています。この日に全員は無理なのでまた後日折りをみてできたらおねがいしたいです。(長い目で)
運河ではこだまする合奏のつづきをたのしみにしながら同時に個人的には、今こだましているいつかのこだまの素を精製するような日になるとおもいます。稲田さんと音遊びの会のみなさんといっしょに演奏できるのがとにかくたのしみです。山路知恵子



◆いろんなうた
底抜けの明るさで歌う有働綾子、異国の歌を独自の解釈で歌う青木しおり、ギター弾き語りの高山優大。ひらめきの選曲をお楽しみに。



◆音遊びの会
即興演奏×10!障害のあるメンバーの保護者、ミュージシャン、スタッフのアイディアを重ね合わせてプログラムを決めました。



◆音楽の広場隊
音楽の広場は、子どもたちに絵を書いてもらい、その絵を楽譜に見立てた『絵楽譜』をもとに音楽づくりをするプログラムです♪絵を書いて色んな楽器を使って音楽を作ってみませんか?お子様以外の方も歓迎です!



◆鎌田牧子
今回は、運河の潮風と秋の深い空の狭間に危ういからだで立ち、おどりたいと思います。



キャナルレガッタ神戸実行委員会
運河にうかびながら一方からは水の音、また一方からは楽しげな音楽。運河を撫でる秋の風に吹かれて気持ちいいこと請け合いです。風のきまぐれで音が聴こえたり聴こえなかったり。レガッタから見る/聴く、あなただけの音楽祭、ぜひ体験してみてください。



◆弦楽器アンサンブル
弦楽器の音の綾、即興で奏でます。事前ワークショップで生まれたアンサンブルです。



◆中嶋のんと
運河の中でトンツートン‼
運河に向かってトンツートン‼
耳を澄ませば聴こえる「UNGA」と打ちつける機械。
運河に浮かぶ白いボートに注目‼



◆浜山ハンドベルグループ
9月のとある日、グループのメンバーと神戸大学関係者がアイディアを出しあって、みるみるうちにプログラムが作られました。それをもとに即興で演奏します。幻聴ハンドベルミュージック。



◆ふじたなおこ
兵庫運河にちなんだ水にまつわる紙芝居を2作、音楽と共に披露します。観客も全員参加型なんでもありの紙芝居。何が出るかおたのしみに。



細馬宏通
日曜の昼下がり、運河のほとりで、誰に聞かせるともなく、おっさんがギターを持って歌っています。ひとり歌うおっさんのまわりにはあちこちで音を出している楽しそうな人びと。おっさんは果たして歌い続けるのでしょうか、それともあちこちの音に巻き込まれていくのでしょうか。



◆三田村管打団?
兵庫運河のこだまが素晴らしいのでおおきなこだまやちいさなこだまやながいこだまやみじかいこだまを楽しめるような演奏をしてみます。



◆宮原正貫
【集合法螺】地域の人々、プロジェクト参加者全員の集合
事の始まりを吹奏する

【出峰法螺】参加者の強烈が相整い出発の合図を吹奏する

護摩初め】イベントがあれば事の始めを表し吹奏する

護摩終り】イベントがあれば事の終わりを表し吹奏する